おはようございます。お料理推進委員会(仮)担当GHスタッフ S(主夫力高まる独身) です。
前回までに、包丁も火も使わないお料理から包丁を使うお料理にシフトしました。
火入れはレンジでしたが、そろそろコンロも使えるようになりたいですね。
そこで今回はコンロを使って簡単ヘルシーな『手間なしお魚レシピ』です。
レシピの前に改めてこのシリーズの考え方のおさらいです。
・「短時間&簡単に」
・「【今あるもの】or【すぐに買えるもの】で」
・「アレンジでバリエーションを増やす」
では、上の3つの考え方を踏まえて今日もお料理に挑戦していきましょう。

今回は『白いご飯が進む!手間なし煮魚』をご紹介します。
材料(1食分)
白身魚切り身(タラ カレイ等お好み)・・・2枚
Aみりん ・・・1/4カップ(50㏄)
A料理酒(水でもOK) ・・・1/4カップ(50㏄)
A醤油 ・・・小さじ2杯
Aおろししょうが ・・・5cmくらい
塩 ・・・3~4振り
付合せ野菜(ねぎ ニンジン等お好み)・・・お好み量
※写真では魚にタラ。付合せにタマネギを使用しました
☆豆知識☆
煮物によく使う「料理酒」「みりん」それぞれの効果についてご存知ですか?
料理酒・・・肉や魚の臭み消し。素材を柔らかくする。味をしみやすくする。風味づけ等の効果があります。
また、使うタイミングによって、効果が異なるのも特徴。
臭みを消すor柔らかくする場合は下味で。風味付けに使う場合は最後の方に加え、アルコール分を飛ばすと味に深みが出ます。
みりん・・・みりんは料理に品のいい甘みと香りをつけてくれるのが特徴。
また、含まれている糖分の作用で。煮崩れ防止やテリツヤを出す効果もあります。
艶やかな煮物や煮魚は見た目でも食欲をそそります。
ざっくりまとめると
「甘みをつけずに味に風味と深みをつけたい時」には料理酒。
「すっきりした甘みとテリをつけたい時」にはみりん。と使い分けます。
また、両方の作用に期待して「最初に酒と醤油で柔らかく煮て、テリや甘みをつけるためみりんを加える」といった使い方も多いです。
手順
①キッチンペーパーを敷いたまな板に魚を並べ、振り塩(※)をして10分置く
※材料全体にうすく塩をふりかけること。材料に塩味をつけ、余分な水分を抜き、身をひきしめる効果があります。
20〜30cmの高さから、塩を軽くつかんだ手をゆらし、指の間から散らすようにすると、全体にむらなく塩がふれます。
②10分経った魚の表面をキッチンペーパーで拭いて水気を取る
③片手鍋にAの材料を入れて沸騰させる
④お鍋が沸騰する間に、付合せの野菜を食べやすいサイズにカットしておく
⑤魚の皮目を上にして③の鍋に入れる
⑥鍋に収まるサイズに切ったアルミホイルの真ん中に小さな穴を開けて、④の魚に被せる(落し蓋)
⑦中火(コンロの場合は鍋底に火が少し当たるくらい)で10分煮る
⑧弱火(同じく鍋底に火が当たらないくらい)にしてアルミホイルを取り、お鍋の空いているスペースで野菜を煮る
⑨スプーンで煮汁を魚にかけながら、5分煮る
⑩煮汁にとろみが出たら完成
ご飯が進む甘辛煮魚です
ポイントは2点
魚がちょうど収まるくらいの大きさのお鍋を使うこと…鍋が大きすぎると煮汁が浅すぎて焦げやすくなります
火を強くしすぎないこと…火が強すぎると煮汁が煮詰まり過ぎてしょっぱくなります
お料理推進委員会(仮)第六回をお送りしました。
煮物は難しい!と思われがちです。実際、煮物は各家庭の看板の味とも言えるお料理です。
各家庭の味付けは100あったら100通り。同じ味の煮物は存在しません。
煮物に使う調味料がそれぞれどんな働きをしてどんな味を生み出しているのかを想像しながら。
しょっぱい味はこの調味料。甘みはこの調味料。香りはこの調味料…と、調整しながら。
独自の看板の味を出せるようにお料理を続けてみてください。
ここまでで汁物・肉料理・魚料理と挑戦してきました。
ご飯に汁物。主菜(肉・魚)。ときたら箸休めに野菜も頂きたいですね。
そこで次回は主菜のお供に必須
『野菜がたっぷり摂れる一品』です。