いかがお過ごしでしょうか?

台風19号は過ぎ、1週間が経過しました。

私たちレリGの施設周辺では幸いなことに被害はなく、利用者様も元気に過ごされていました。

しかし、河川の氾濫などにより現在も避難生活を余儀なくされている地域の方々もいると、ニースでは取り上げられています。

 

災害という非日常体験、避難所という慣れない環境、いつ落ち着いた生活に戻れるか分からない不安などが本人の思っている以上に過度なストレスになっていることが多くあり、災害に被災した方々、その救援をされた方々への心のケアは必要不可欠であると考えられています。

なぜ心のケアが必要不可欠かというと、このストレスは心の傷として残り、その心の傷はPTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼ばれています。主につらい体験時(災害時)のことを思い出す、なぜかわからないがイライラや不安で眠れなくなる、つらい体験を思い出すような場所、行動を避けるようになるなどの症状が出てくることがあります。

またPTSDは数か月後、数年後と時間が経ってから発症することもあります。

必ずしもPTSDが発症するというわけではありません。また発症したとしても専門的な治療は受けずに時間をかけて自然治癒される方もいます。

しかし自然治癒される方もいますが、しっかりとした治療が必要な人がいることも事実です。治療が必要な場合は、即効性があるものはなく、時間がかかってしまうことが多いです。

心の傷はその人にしか辛さ分からず、周りに理解されないことで苦しんでいる方も多いかと思います。もし心の傷によって悩まれている方、生き辛さを感じている方がいましたら、一人で悩まず近くの精神保健福祉センターや医療機関への相談をお勧めします。

厚生労働省が指定する電話相談窓口もありますので、厚生労働省のホームページから確認してみて下さい。

 

皆さまの安全と一日でも早い復興ができますように心よりお祈り申し上げます。