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認知行動療法③

皆さん、こんにちは!グループホームレリGです!^^

 

認知再構成という話を前回はさせて頂きました。

今回はバランスの取れた思考とはどういった物なのかを2回に分けてお話していきたいと思います。

本日はバランスの取れた思考を知る為にまずはどのような思考があるかを紹介していきたいと思います!

 

感情と考え方の関係は連動している。

前回お話した自動思考と認知再構成に当たります。

人は出来事そのものではなく、出来事に対する自分の考えによって感情をかき乱されるようになっています。

辛いときは注意点や考え方よりもとっさにネガティブな考え方をしがちになります。

とっさの考えに突っ込みを入れることで考え方が変われば辛い感情が軽くなるかもしれません。

 

例:朝起きたら雪が降っていた!皆さんはどう考えるでしょうか?

①滑ったら怪我をするかもしれない…⇒不安

②雪だるまを作ったり普段遊べないことが出来る!⇒喜び

③昨日雪かきしたのにまたやり直しだ…⇒落胆

 

上記のように考え方の違いによって感情が違いますよね?

では出来事と考え方を分けて考えることが出来ればわかりやすくなるのではないでしょうか?

考え方の偏りのパターンがわかれば対処法も変わってくるはずです!

 

ここから考え方の偏りのパターンを紹介していきたいと思います。

白黒思考:0か100か、正解か不正解の2つしかない考え方。完璧に出来ないと何の意味もないと考える思考。

べき思考:「~すべき」「絶対に~してはいけない」と考え、自分で自分を縛り付ける思考。

すべて思考:1度に何かが起こると、すべてそうなると思ってしまう思考

自責思考:起こったことは何でも自分の責任だと考えてしまう思考。

深読み思考:「相手は甲思っているはずだ」と決め付けて考えてしまう思考。

感情的思考:「自分は今こんなに悲しいんだから、実際に悲しくなるようなことが起こっている」と考える思考。

先読み思考:どうせ○○に決まっていると未来を決め付けてしまう思考。

一面思考:良い面と悪い面のうち、悪い面だけ見てしまう思考。

 

細かく分類するとたくさんの考え方がありますね!

では上記の件を踏まえてどうやって考えれば良いのでしょう?

 

ここでとっさの考えに突っ込みを入れてみましょう!

ネガティブの思考をすべて取り除く必要はありません。癖付けされた思考を変えるのはとても大変なことです。

なのでここでは、ポジティブ思考を目指すのではなく、事実に基づいたバランスのとれた考えを目指します。

最初に気付いた事実や考え方を否定して取り除こうとせず、最初に気付かなかった別の事実や考え方を探して「付け足してみる」ことがとても重要になります。それがバランスの取れた考え方をする為のコツです!

今回は思考の種類を紹介しました!次回はその思考に対して突っ込みの方法やつけた仕方を紹介していきたいと思います!